Body~Mind~Spirit

田中優さんの講演 後半・・・

続き・・・長文すぎですが・・・具体的で明るい気持ちになりました。


●電気料金の問題
電力会社は独占企業なので、必要になった費用の3%しか利益にしてはいけない。この仕組みの中で、利益を最大化するためにはどうするか?300億円設けを出したい場合、1兆円の必要な費用を作る。架空のニーズと無駄な施設を作り続ける事になる。 (ダムと水道代もこのシステムで、無駄なダムを作ると利益がでるようになっている!)
15年前に1兆円で作った高速増殖炉「もんじゅ」は動かした途端に事故を起こし、14年間修理し再度動かしたら、もっと悲惨な事故を起こして今止まって、1キロワットも発電していない。普通の企業であれば倒産するが、電力会社は焼け太りする。掛けた分だけ儲けられるため、無駄な施設を作る努力をする。

●反対すべき経済界
電力会社は『資源エネルギー庁のデータ』により、原子力は安く5.9円、一番高いのは水力で13.6円、というが、 電気を作って売っている者が、原価をわかっていないのだろうか?決して単価を教えない。
国会図書館で調べたところ『設置許可申請書』を政府に提出していた。そのデータによると13.9円。『一番高い水力』より高い。
実は水力が高いのは日本だけ。何故高いかというと、原子力とセットで作られるバッテリー装置である「揚水発電所」を水力に含めている。これは原子力の発電コストであり、その結果料金はアメリカの3倍。
アルミ、銅、鉄鋼の企業など、電力を使う企業は日本に残れず、 日本はどんどん国際競争力を失っている。経済界は反対するべき立場だが、推進派の経団連の地方組織の代表は皆電力会社出身者。

●では、どうすべきか
1・縦の運動。自身が政治家に、また政治家に影響を与えられるようになる。
2・横の運動。多くの人に伝えていくことでムーブメントを起こす。
3・斜めの運動。オルタナティブな第3の道。
3の方法とは?
電気の欠点は溜めることが出来ないので消費量のピークに合わせて発電所を作らなければならない。しかしピークは年間8760時間のうち、10時間以下で、0.1%であり、このピークを下げるのが合理的な方法。家庭の消費は1/4で、3/4は企業が消費している。しかもピークの時間帯は、家庭は消費しない時間帯。私たちには減らすことが出来ない。また、家庭の電気料金は使うほど高くなるが、事業系は基本料金とkw/h単価で決まり、使うほど安くなる仕組みで、使うほど製品コストが下がる仕組みになっている。

解決策として企業は使うほど高くなる電気料金システムにすれば、省エネ製品に入れ替え、電力消費は3割以上減る。「原発は必要悪」から「原発は悪」へ。自然エネルギーへの切り替え前に、需要を減らす方が簡単で、コストもかからない。
例えば区役所を例にとり、現在の電気料金システムのままであれば、『区役所内電気料金』の仕組みを作ることもできる。部局毎に使うほど高くなるようにして、東電に払う分は使うほど安くなる。節約するので数億円の黒字が生まれる。 その予算で自然エネルギー、省エネへの切り替えを行えばよい。

●需要を減らした後、自然エネルギーに切り替える
東電のピークは夏場、平日、午後2時~3時、気温31度を超えたときだけ。今回データを初めて公表した。 そのピーク時に、事業系の電力を高くするだけで対策ができる。日本の発電所は1年延べにすると58%しか動かないが、ドイツ・北欧では昼夜の差がなだらかで、延べ72%動いている。日本の発電所も昼夜の差をなだらかにすれば、25%の発電所は直ちに不要になる。原子力発電所の比率は、現在20%を割っているので、1基も要らなくなる。

差をなだらかにする方法・・・
○フランス:夏場日中の電気料金は11倍
○イギリス・カリフォルニア:電力の値段を株式のように売り買いする。ピーク時に値が200倍になったことがあり、慌ててみんな買わなくなる。
○アメリカ:現在500万世帯が電気料金が安くなる契約で、送電線を2本に分け、1本をエアコンだけにつなぎ替える。消費が増えてくると、電力会社がリモコンを使ってエアコンを5分だけ順番に消してしまう。
田中優さんは上記を東電企画部でプレゼンをしたところ、2003年からデータを隠蔽された!

●自然エネルギー
アメリカで2010年、原子力発電のコストと太陽光発電のコストが逆転。自然エネルギーの中でも水車・風車が安く、特に高いのが太陽光発電だが、原子力より安いと言える。2009年、ヨーロッパでは自然エネルギーが新節発電の60%を占めた。スペインの最大発電は風車が最大、ドイツでは原発を太陽光が追い抜いた。日本だけ情報鎖国、特に電力が絡むと北朝鮮よりひどい?

東電は、東電管内沿岸50km以内の洋上に風車を建てるとどうなるか?「たいしたことはないだろう」という立証のため、東大に調査を依頼。「2005年の年間販売量に等しい」ことが判明。東電は「データを公表しない」という対策を取った。しかし東電管内に建てるより、北海道・九州・東北などの方が風が強く適している。また日本の海は深いので、ヨーロッパのように浅瀬に風車は建てにくい。

○洋上風車f0024109_1143575.jpg九州大学が研究している軽いカーボンファイバー素材で作った洋上風車は、最も世界が競争している分野で、日本は世界一の技術を持っている。しかし原子力には8000億円補助金が出ているのに、こちらには出ていないので、実験が出来ない。日本は海洋王国なので、海を含めると12倍の広さがあり、陸と違い、抵抗する物がないので、風が強く吹く。
海の上に風車を建てると日本はエネルギー輸出国になれる!
○波力発電f0024109_119511.jpg
神戸大の先生が、波さえあれば発電する波力発電『ジャイロ』を作り、9×15メートルのイカダに乗せた。世界最高の効率。太陽光発電の15倍。

○小規模水力発電装置水力発電は高さ×水量×重力なので、ダムでも階段状でも同じ。小規模水車はどこにでも設置できる。

温暖化防止、戦争の抑止は目の前にある。

しかし、この電気を電力会社は買わず、買ったとしても、買値は2円~3.9円。 一方で、子会社・関連会社からの電気は高く買っている。

●電力会社の送電線の独占
発電、送電、配電の「送電線」を電力会社は独占している。「送電線」は車にとっての道路のようなもの。「送電線」を握っているから、高く買う、安く買う、買わない、と自由に出来る。東電の借金の形に「送電線」を公の物にすることが、自由化の前提で、エネルギーの民主化の一番のポイント。世界の半分以上(83カ国)が自然エネルギーを固定価格で買い取る仕組みになっている。これを採り入れる。

●広告宣伝費東電の広告費削減前の2007年の広告宣伝費は286億円/年(18位)。関連企業トータルで1500億円以上(1位トヨタの1.5倍)になる。その費用で成り立っているのが、テレビ・ラジオ・新聞。東京都清掃局のCMなど、ない。競争がないので独占企業にCMは要らない。
禁止しよう!そのようお金は福島の被災者に届けるべき。

●どれだけ省エネが進んだか
家庭では95年製品と比較するとすべての電化製品は50%まで省エネが進んでいる。太陽光発電で賄おうとすると、 2kw(8畳間ひとつ分の屋根の広さ)で足りる。8畳間ひとつ分の屋根の広さを使わず、 命がけで原子力発電をしようとしている。100万人殺してイラクから石油を持って来ようとするようなもので、ナンセンス。日本の電気消費量はヨーロッパの2/3、アメリカの1/3しかない。日本は超省エネ民族。政府・電力会社に、私たちのライフスタイルに口出しされる筋合いはない!

●世界で最も優れた日本製のバッテリー「バッテリー」の寿命は15年以上、マイナス20度以下でも性能が落ちない、フル充電まで5分。国が東芝のバッテリーに半額の助成金を付けると言っている、電気自動車の性能も伸びている。家庭で昼に発電して余った電気をバッテリー、またバッテリーを積んだ電気自動車にプールして、夜はそこから引き出して使う。 そうなると送電線を使わなくて良い。
NPO法人未来バンクの融資では、太陽光発電に限ると、今と同じ電気料金の差額を10年払ってもらえたら返済は終わる。
ガソリン自動車の走行エネルギーは12%。83%は熱で捨てている。一方で、電気自動車は効率が良く、倍になる。もっと効率良くなるはずだが「倍に留まっている」理由は、発電所が4割しか電気に変えられないから。自然エネルギーに変えると、電気自動車の効率が圧倒的に良くなる。

慶応大学生み出した電気自動車「Eliica」は、最高時速370km、燃費は1km:1円、リッター150km走行。しかし残念なことに当時世界、日本の自動車会社に叩きつぶされたが、来年3000万円で発売。


●スマートグリットに欠かせない5つの要素
○省エネ製品 ○バッテリー ○電気自動車 ○自然エネルギー ○IT技術
これら5つの分野で一番優れているのは日本!!世界最高の競争力を持っている。オバマさんがアメリカ経済のためにスマートグリット推進しているのに、日本製品ばかり買っている!と怒ったほど。しかし日本は原発ばかり進めているので、この分野が伸ばせない。

自然エネルギーは地域産なので、地域経済が活性化する。天然ガス・石油・石炭・ウランの96%を輸入している(23兆円)。地域産エネルギーに変えたら、この23兆円が日本を廻る
原発はコントロールルームに5人程度。原発が(多く)人を雇うのは、事故を起こして放射能汚染したとき。数時間で汚染してしまうので、次から次へと人を雇わなければならない。

●田中優さんの取り組み
地域経済の活性化を進めるため、非営利団体「天然住宅」は、 日本の伝統を使い300年持つ、化学物質を一切使わない、国産材を使った家造りを栗駒木材と行っていた。
ペレットストーブを41箇所の非内緒に届けた。1つで60畳が温かくなる。電気は使うが、小さな発電機で足る。

燃料は木材の粉(ペレット)を固めた物で、地域材。石油を買う必要がない。自給が出来る燃料になる。

仮設ではない復興住宅を地域材で、地域の工務店が建てる仕組み。温かく、結露しない。450万円で提供田中さんのバンクで2%の固定ローンをつけると生活保護であっても3万円の家賃で15年で終わる。

●次の世代のために
菜の花は放射能を良く集める。 種をディーゼル油にしてトラクターを走らせる。油の中には放射能は含まれない。そのカス(バイオガス)を空気に触れない所で、 微生物に分解させるとメタンガス(都市ガス)に分解される。カスだけコンクリートに摘め、低レベルの放射性廃棄物として管理する、放射能を集めやすい作物は、コケ、椎茸、ひまわり。特にセシウムを集める。
ヨウ素は今年いっぱいで消えるので、来年以降はセシウムとの戦い。セシウムはホコリにくっつきやすいので、地面の表面にある。土を1センチ剥ぐと、放射能の6割は取ることが出来る。新たな放射能が飛んできたら1センチそっと取ってやる。

こうして、放射能を吸い取る作物を使って除染する。 すると土はいずれ回復することができる。何年かかるか解らないが、復活できるとなれば、 今汚染された作物を人々に食べさせることは、 あちこちに放射能を散らばらせることと同じ。 せっかく放射能を集めた作物があるのなら、 政府や東電が買い取るなりして1箇所に集めて集中的に管理すれば 周りの汚染を下げていくことが可能になる。

もちろん、批判はある。農家の人は被爆するが、そのままにしておくのか?シニア中心にすればよい。学者、専門家は難癖を付けて「駄目だ」という。僕は専門家でも学者でもない。 環境の活動家は可能性を作ること。問題をクリアして解決していくこと。次の世代に良い物が届けられるなら、自分の命など大したことはない。

2050年頃、再び原発が吹っ飛んで事故が起こって、子どもや孫が二度と生きられない社会がいいか?
2050年頃、もう原発も地球温暖化もなく、石油を奪い合う戦争もない時代に暮らしている子どもや孫にこう言われたい。
『2011年3月11日をターニングポイントにして、社会は変わったね』と。

それができるのは、今生きている私たちだけ。 次の代に選択肢はないし、どうすることも出来ない。私たちが他人事のように聞いて、 最も役に立たない人種の評論家になってどうするというのか。
それぞれの人が得意なことを少しづつやるだけで、社会は切り替えていける。

語学、マンガ、インターネット、写真、文章、音楽、何でも良い。

ちょっとずつ出し合うと、社会は切り替えることが出来る。
それが、未来のこどもたちに向けて、私たちにできること。

[PR]



by katsura_moon | 2011-07-20 00:42 | 忘れちゃいけないこと

身体と心と精神の健康から 人と地球の進化まで・・・?
by katsura_moon
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

links


●ビデンスケア
www.bidens.net

●S.P.gyallery
www.star-poets.com

●Birth Center Japan
http://ameblo.jp/sevenkeys-gateway/entry-11892369530.html

●Pundarika
www.pundarika.net

●MOOGA-Thai massage for calm
kanatrip.exblog.jp

●ReiReiのオルガン日記
reirei7.exblog.jp

ライフログ

検索

ファン

ブログジャンル

画像一覧